食べるコト

野菜を知り尽くした内田悟さんが伝授!
旬野菜のメキキになろう
“築地御厨”野菜の見かた 虎の巻!vol.3
御厨3 トップイメージ
 
青果卸店「築地御厨」店主
内田悟さん


レストラン専門青果卸店「築地御厨」を営むかたわら、一般消費者に向けた「やさい塾」を開講。子どもに美味しい野菜を食べさせたいハハコト読者に向け、野菜の見かたを分かりやすく解説します! http://www.yasaijyuku.com
P1040421 顔
DSC_0024 左
春は芽吹き野菜を積極的に食べたいものです。冬の間にからだにたまった老廃物を出してくれます。
DSC_0011 左
トマトは丸く、形のキレイなものを選びましょう。放射線状の筋目が多いかどうかもチェックポイント。
DSC_0046 左
筋の数が多いものは子室の数も多く、実が締まって味わいもいいですよ。トマトは今が旬! たくさん食べてくださいね。

まだまだ寒き日が続いていますが、暦はもう春になりました。春といえば、芽吹き野菜の季節。店頭にもフキノトウやコゴミ、ウルイなどの山菜類が並び始めましたね。ゆっくりとあたりの気配を窺いながら顔をのぞかせているかのような芽吹き野菜たち。春は、大地から木から芽吹く野菜たちを、ぜひ楽しんで欲しいと思います。
春の芽吹き野菜は、少し苦味がありますよね。この苦味が好きじゃない人もいるかもしれませんが、実はこの苦味こそ大事。冬の間、人のからだには老廃物がたまっています。その老廃物を排出して、からだを目覚めさせる作用が、芽吹き野菜の苦味にはあるんです。春に芽吹き野菜を食べることは、人のからだが新しい季節を迎えるためにも必要なことなんですね。ちなみに芽吹き野菜は油との相性がいいので天ぷらや油炒めが美味しいですよ。

春と言えば、3〜4月に食べて欲しい野菜があります。それはトマト。トマトはアンデス生まれのメキシコ育ち。雨や湿気に弱くて乾燥には強い。日本ではトマトは夏野菜と考えられがちですが、トマトの植生から考えると、じめじめした梅雨や暑い夏は実は苦手なのです。だから雨が少なくアンデスの気候に近くある3〜4月のトマトは、夏のトマトに比べて実がしっかりとして味わいが良いです。ぜひ食べてみてくださいね。
トマトの選び方は、まず手に取ってみたときにずっしりと重みがあり全体が締まっているかを目安にしてください。そしてお尻の部分から放射線状の筋がたくさんあるものを選びましょう。筋の数と子室の数は同じ。子室の数が多いものほど甘くて、味わいもいいですよ。「内田流やさいの見かた8か条」を思い出しながら選べば間違いなし! 以下おさらいです。

①「形」まるいやさいを選ぼう
②「大きさ」大きすぎない。だけど、ずっしりとした重いものを選ぼう
③「色」葉の緑色が淡いものを選ぼう
④「バランス」形や葉脈が左右均等で美しいものを選ぼう
⑤「軸」軸が小さめで真ん中にあるものを選ぼう
⑥「ひげ根」ひげ根の跡がまっすぐ並んでいるものを選ぼう
⑦「芽・子室」次世代につながる生命力のしるし
⑧腐るやさいではなく、枯れるやさいを選ぼう

野菜の“旬”クイズ!

Q.春の旬! 掘り出したタケノコは、しばらく置いてから茹でる?

A. こればダメ! 掘り出してから時間が経つごとにアクが全体にまわっていきます。タケノコは生のまま置いておくと固くなりエグミが増してしまうので、買ったら出来るだけ早く茹でましょう。

では次回もお楽しみに!

〈やさい塾 公式HP〉http://www.yasaijyuku.com

 

からだコト
QRcode

携帯サイトはこちら