食べるコト

野菜を知り尽くした内田さんが伝授!
旬野菜のメキキになろう
“築地御厨”野菜の見かた 虎の巻!vol.6
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青果卸店「築地御厨」店主
内田悟さん


レストラン専門青果卸店「築地御厨」を営むかたわら、一般消費者に向けた「やさい塾」を開講。子どもに美味しい野菜を食べさせたいハハコト読者に向け、野菜の見かたを分かりやすく解説します! http://www.yasaijyuku.com
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肩が盛りあがったピーマンを選びましょう。皮にハリがあり、ツヤがあるものが味わいのいいピーマンです。
DSC_0022 プチ
断面にも注目! 軸部分にしっかりと種がついているものが良いです。種が少なくまばらについているものは、えぐみがあることも。
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旬のハシリのピーマンは縦に切ると、アクがさらに出にくくなります(旬の終わり頃は輪切りがオススメ)。緑のピーマンと赤や黄色のパプリカ、それに生姜を加えて油でしっかり炒めるレシピはオススメですよ!

爽やかな5月が過ぎ、いよいよ6月です。6月に旬をむかえる野菜、ご存知ですか? 実はピーマンです。いまや一年中店頭に並んでいるピーマンですが、露地物のピーマンは6〜8月のこの時期が、味わいが一番いいんですよ。ピーマンの原産地は、熱帯アメリカ。高温な土地での栽培が好まれ、日本では高知県が適地適作! 国内生産量の40〜50%を占めるとも言われています。

ピーマンの目利きポイントは、肩がはって盛り上がっていること。そして淡い緑色であること。肉厚でツヤがあることも大事です。軸がしっかりしているかどうかもポイント。枝にぶら下がって実がなる野菜は、風に吹かれても飛ばされない力強さが必要なんですね。それから、肥満児のように大きく成長しすぎたピーマンではなく、小ぶりでカタチの良いピーマンを! また、出始めのピーマンは皮が薄くて柔らかく、野菜の甘みをたっぷり感じられる味わいです。積極的に食べて欲しいですね。

ところでハハコト読者のお母さん! 貴方のお子さんは、ピーマンが好きですか? もし嫌いなら、まさに旬なこの時期のピーマンを食べさせてあげて下さい。ピーマン本来の味わいを、きっと分かってくれると思います。冬場のピーマンはえぐみが出て甘みも少ない。冬に無理矢理ピーマンを食べさせるよりも、旬のピーマンをきちんと料理してあげれば嫌いにはならないハズ。ちなみにピーマンは油との相性がいいので、くたくたになるまで炒めた方がうま味が強まります。中途半端な火入れだと、臭みが残ってしまう。これではいつまでたっても、子どもたちはピーマンを好きにはなりませんよ。ただし、ピーマンの旬のハシリである今の時期は、サッと炒めるだけでOK。ハシリの時期のピーマンは、軽く炒めただけでも臭みが残らないんです。いまこそ、子どもたちのピーマン嫌いを直すとき! ぜひ試してくださいね。

子どもの好き嫌いをなくすには、まず母親であるお母さんが食べることを楽しむことが大事。お母さんが食べることを楽しんでいたら、子どもたちも自然と食事が楽しくなる。季節ごとに旬ごとに「美味しいね〜」と言い合いながら、親子の時間を楽しんで欲しいと思っています。栄養価だけを考えた料理なんて、サプリメントと同じですよ! ぜひ、食べ物から季節を感じてください。

では今回も「内田流やさいの見かた8か条」をおさらいしましょう。

①「形」まるいやさいを選ぼう
②「大きさ」大きすぎない。だけど、ずっしりとした重いものを選ぼう
③「色」葉の緑色が淡いものを選ぼう
④「バランス」形や葉脈が左右均等で美しいものを選ぼう
⑤「軸」軸が小さめで真ん中にあるものを選ぼう
⑥「ひげ根」ひげ根の跡がまっすぐ並んでいるものを選ぼう
⑦「芽・子室」次世代につながる生命力のしるし
⑧ 腐るやさいではなく、枯れるやさいを選ぼう

野菜の“旬”クイズ!

Q.ピーマンはナス科の野菜ですが、
同じく夏に旬を迎えるズッキーニは何科の野菜?

A. ズッキーニはウリ科カボチャ属です。一見キュウリのようですが、
カボチャの仲間なんですね〜。

では次回もお楽しみに!
〈やさい塾 公式HP〉http://www.yasaijyuku.com

 

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