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子どもの足に、もっと刺激を!

ハハコトが考える“足育” ①

取材協力/swissies

「速く走れる靴がいい!」「色やデザインがカッコいいものが欲しい」

少しずつ自分の意見を言うようになった子どものリクエストをまったく無視することもできず、また、成長著しい子どもの足サイズがすぐに変わることを考えて、“安価でそこそこ”な靴を選ぶことが多い。そんなハハコト読者も多いことでしょう。でも子どもの足って、一般的に考えられているよりもずっと大事なものだと思うのです。なぜなら足は身体の土台。足をしっかり守ってくれる、しかも子どもの足にサイズがあう靴を選ぶことは基本! そして靴選びだけでなく、子どもの足をあえて鍛えていくことも実は必要なのではないでしょうか? 「足育」という言葉も広まりつつあるいま、ハハコト編集室では、現在の子どもの“足”について考えてみました。

子どもたちは、速く走れるようになった?

最近の子どもは運動能力が低下しているといわれますが、例えば50m走。約25年前の子どもたちと比べると、明らかに遅くなっています。もちろん、向上したスポーツ競技もあると思いますが、近年の子どもたちは足裏筋力の衰えから、外反母趾や扁平足などの足の障害を抱えている場合が多い、と指摘する専門家もいるようです。文部科学省の報告によると、昭和60年頃から、子どもの体力・運動能力は低下傾向にあるそうです。同時に足のトラブルも増えているようですし、さらに足の成長障害は、子どもの知能発達にも影響を及ぼす可能性もあるようです。

子どもの足をチェックして!

子どもの足は大部分が軟骨で、発達につれしだいに硬い骨に成長していくそうです。ゆえに、子どもの頃にきつめの靴やゆるい靴を履いていると、足の骨の正しい成長を妨げ、骨組みをゆがめてしまう可能性もあるとか。「子どもにはサイズのあう靴を…」。頭では分かっている常識ではありますが、すぐに成長する子どもの足を考えると、“子ども靴はつい大きめのサイズを買ってしまう”というお母さんたちも多いことでしょう。しかし最近、子どもたちの間に以下の足の病気も増えているそうです。

◯外反母趾
親指の付け根が「く」の字状に曲がり、親指の爪が人差し指の方を向く。

◯浮指(指上げ歩き)
直立したとき、足裏にかかる重心が踵寄りになっている(立っている際、指が浮いていることも!)。足の指を上側に反らせた際、90度以上反る人は要注意。

子どもたちの外反母趾は、親指を圧迫するようなサイズの合わない靴を履いていることが原因の場合が多いようです。浮指は、足の指を使わなくなったことが原因と言われています。浮指になると、足裏全体で身体を支えられないので、バランスが悪くなり、踏ん張りがきかず転びやすくなったり、走るのが遅くなったりするといいます。ひどくなると、子どもの自律神経にも影響を及ぼすとか。たかが“足”と、甘く考えているわけにはいかないのです!

足は身体の土台! 足を鍛えて元気な子どもを

裸足で歩くことが少なくなった子どもたち。もちろん、子どもたちに靴を履かせずに学校や幼稚園に行かせるわけにはいきませんが、それでもなるべく、家の中では裸足で過ごさせたいものです。たまには、芝生や土の上を裸足で歩くような機会を作ってあげることも良いかもしれません。足裏への刺激は、おそらく身体のさまざまな箇所への刺激につながっていくのだと思います。

親が心がけたい子どもたちへの教育として、「食育」や「知育」が話題になることは増えましたが、「足育」はまだまだ。でも足こそ身体の土台。子どもの足に、もっともっと関心を持っていきたいですね。皆さんも、お子さんの足をぜひチェックしてみて下さい!

参考文献:「育ち盛りの足が危ない」笠原巌著 ハート出版、「子供靴はこんなに怖い/0歳〜12歳 おかあさんの靴選び、間違っています」大谷友子著 宙出版 など
取材協力:swissies









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