ハハしごと

仕事だって育児だって、どっちも楽しい
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ワークライフバランスlab
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ワークライフバランス コンサルタント
帆足泰子(ハハコトeditor)


最近「ワークライフバランス」という言葉を耳にしませんか?  子どもとの暮らしも大事だけど自分のキャリアも捨てたくない……。そんなハハコト世代の皆さん! 女性たちの“いま”を、 一緒に考えていきましょう。
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内閣府「国民生活白書」平成18年度版より。2002年に人口問題研究所が実施した調査によると、結婚前は約90%近くあった女性就業率は結婚後には約65%、そして第一子出生後は約23%に低下してしまいます。
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内閣府「国民生活白書」平成18年度版より。2003年に行なった労働政策研究所の調査によると、子育てと仕事の両立環境が整っていないため、退職を決意することも多い。

現在、日本では少子・高齢化が問題になっています。少子・高齢化はすなわち労働力人口の減少を意味します。企業は優秀な人材をひとりでも多く確保したい。国の立場からすれば労働人口が減ると年金の払い手が減る。出生率の向上と結婚・出産を経ても女性が継続就業できるようにすることは国策として急務なのです! そこで国も何かしなくちゃね〜と、就業継続・育児支援のため「次世代育成支援対策推進法案」などを施行。21世紀職業財団による「職場復帰プログラム実施奨励金」や「代替要員確保助成金」の制度も。とはいえどれくらい認知され、活用されているかは少々疑問ですけど、とにかくここ数年、日本も動き始めているのです。

しかし……、日本人女性の出生率は、相変わらず低いですね。出生率を就業継続という視点で考えると、いわゆる「3歳児神話」がいまだに影響しているとも考えられます。日本では仕事をしながら育児を行なうことに、罪悪感を持つ人は多いものです。「子どもに申し訳ない」「母親として失格ではないか」結果、日本の女性労働率は横ばいのままなのです。hahacoto読者のみなさん、3歳児神話に惑わされないで! だって出生率、上がってないでしょ? 例えばノルウェーは、出生率をあげるため男性の育児休暇取得の制度を導入し、フランスでは保育園の整備に力を入れました。つまり、まず横軸を整えたわけです。結果、縦軸の出生率も伸びてきています。日本は横軸を整えないまま、縦軸だけを推進。これでは出生率は伸びるはずはありません。また現代の日本では、子どもひとりが大人になるまでに必要な養育費・教育費は約3000万円とも言われ、片親だけ(主に父親)の生涯賃金では、複数の子どもを扶養しにくい社会状況にあります。不況が長く続いているいまの状況を考えると、働きながら子育てもする(年金も納め、労働力も産み出す)という女性の存在は大きい! もちろん女性だけの問題ではなく、子育てを分担する夫婦の問題でもあり、男性の働き方の見直しもまた、求められている課題です。

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